Column
コラム
京都の伝統文化を日常に~京都aturae~
2023/04/23
せっかく京都観光するなら着物を着てみたいなぁと
考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
京都らしさ溢れる寺社仏閣に和スイーツ、
アートにホテル...
と楽しみは膨らみますが、
せっかく着物を纏ったのなら注目してほしいのが
一つの着物に詰め込められた職人の伝統伎。
京の伝統美を今の人たちにも
身近に感じてほしいと
オリジナルのアクセサリーや和小物を通して
伝えるデザイナーがいます。
今回ご紹介するのは
デザイナー・冨田真由さんが運営する
「京都aturae」です。
着物に息づく伝統技法に魅せられて
京都の着物によくよく注目してみると
たくさんの職人技が発見できます。
例えば、西陣織。
絹糸を用いて経糸(たていと)を張りその間に緯糸(よこいと)
を入れて模様をつくる織物です。
温度や湿度で糸調子が変わってしまう繊細なものですが、
糸と糸、人と人の交わりによって生まれる生地は
最高に美しく艶やかでうっとりと魅入ってしまいます。
例えば、丹後ちりめん金銀通し×浸染。
金銀通し技法で織った白生地を
浸染(しんぜん)という技法で染め上げる生地です。
絶妙な色の配合により仕上がる生地は
熟練の職人ならではの美しさを感じられます。
他にも京友禅や金彩など...
ひとつひとつに注目してみると、
細部にまで職人技が鏤められ
その凛とした美しさに魅了されます。
伝統技法を日常に
着物を普段着として着ることが
少なくなってきた昨今。
その伝統伎を身近に目にすることが稀有になってきました。
幼い頃から伝統工芸を
間近で見たていたという冨田さんは
その伝統美を
"デザインの力で伝えていこう"
"日常に添えていこう"
と感じられたそう。
京都aturae
そんな伝統工芸の技術や美しさを
身近に感じてほしいと冨田さんが立ち上げたのが
アクセサリーブランド「京都aturae」です。
伝統工芸が光る着物生地を用いて
バレッタやイヤリング、
クラッチバックなどを
工房でデザインし製作。
和服はもちろん洋装の生活にも合う
和小物が揃います。
京都観光で着物を着て身に着けるも良し。
普段着に合わせるも良し。
伝統伎を身に着けて
今日はどこへ出かけましょうか。
イベント紹介
エディオン京都四条河原町店では、
「京都aturae」の
ポップアップショップを開催します。
ぜひお越しください。
京都aturae -POP UP SHOP-
《開催期間》
2023年4月29日(土)~5月5日(金)
《開催時間》
11:00~20:00
※4月29日(土)・4月30日(日) 10:00から ※5月5日(金) 19:00まで
《開催場所》
1Fイベントスペース
《イベントページ》
https://kyoto.edion.com/event/post-139.html