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家電の衣替え-夏編-

          

2023/05/08

コラム 学ぶ

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京都の夏、
とくにエディオン京都四条河原町店周辺は
盆地の影響で湿度が高く
熱気がたまりやすいため
昔から様々な工夫を凝らして
涼をとってきました。

例えば町家の衣替え。
すだれを付け、あじろよしず障子に替えます。
他にも打ち水で石畳の熱を逃がしたり、
川の涼しさを利用し納涼床で食事をしたり。

そして現在、
京都の夏の暑さが年々増しています。
熱中症予防にも暑さ対策をしていきましょう。

今回は家電の夏支度について
エディオン京都四条河原町店の
季節家電担当者に聞きました。





夏本番前にエアコンの試運転を!


-夏の家電といえばエアコン、扇風機、かき氷器など思い浮かびますが何から始めるのが良いでしょうか。
まずはエアコンの準備から始めましょう。
夏本番になった時にこんな話をよく聞きます。

"暑さの限界が来た!
ついに今日はエアコンをつけるぞ!!
...あれ?故障してる!?動かない!?

エアコンをみてくださいと電話しても
「設置も修理も現在込み合っています」だって!?
いつまでこの暑さにエアコンなしで
耐えなければいけないの...?"

そうならないためにも
まだエアコンを常に使用しなくても大丈夫な
夏本番前に試運転をしましょう。

--エアコン試運転の方法--

①運転モードを「冷房」にして温度を最低温度(16~18℃)に設定後、10分程度運転します

②冷房がきちんと出ているか異常を示すランプが点滅していないか確認

③さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないか確認

④異臭や異音がしていないか確認して問題なければOK!




用意するなら?扇風機orサーキュレーター

-夏に定番といえば扇風機ですが、似たような形でサーキュレーターもあります。
この夏に向けて購入するならどちらにすべきでしょうか。


涼をとるなら扇風機とサーキュレータ、 冷風扇風機などがありますが、
それぞれ風を起こす目的や仕組みに違いがあります。

扇風機
夏に涼をとるのに一番手っ取り早いのが扇風機!
電気代も安く工事も不要
コンセントにさすだけで
すぐに涼しい風が吹き渡ります

サーキュレーター
部屋の空気を循環させるサーキュレーター
洗濯物の部屋干しもスピーディーに乾きます
エアコンの冷たい空気を届けることもできるので
合わせ使いで省エネにも◎

冷風扇風機
打ち水のように水の気化熱を利用
タンクに入った水を蒸発させるため
自然に近い涼を手に入ります
エアコンが苦手な方におすすめ
ただ部屋の湿度は上がるので
布団の横に設置すると寝具がじっとりすることもあり、
"窓を開ける"ことが使用の条件

ファンクーラー
エアコンのミニ版のようなファンクーラーは
室内機と室外機が一体化して冷たい空気を送ります
動作音が大きく値段が比較的高い
排気口から熱い熱がでるため
排気ダクトを使って排熱のできる部屋が必須条件

除湿乾燥機
一人暮らしで外干ししたくない人に人気
湿度と部屋干しのニオイが気になる方にもおすすめ
デシカント式の場合ヒーターの温風で除湿するので
部屋が暑くなりますが
コンプレッサー式であれば
湿気を水滴に変えて除湿するので
暑さは比較的緩和されます
電気代は比較的安いが動作音は大きい
最近はハイブリッド式もあるので
チェックしてみてください




おうちでもポータブルファン

追加でよく使われるのは外出時だけでなく
室内でもハンディファンや首掛けファン
使う方法です

最近ではミストのでるものや、
アロマオイルを入れられるものなどもありますので、
好きなタイプを選ぶ楽しさもあります。

今回は暑い京都で過ごすのに欠かせない
夏物家電の特長やその準備についてご紹介しました。
準備を万全にして快適な夏を迎えましょう!